前回のレビューで、3/12のファームウェアアップデートで対応したDNLA機能に関して、Bluetoothで音を飛ばすとDLNA(『お部屋ジャンプリンク』)が不安定になって再生が停止することがあると書いた。その後、3/24に「お部屋ジャンプリンク(DLNA)接続性改善」というタイトルでファームウェアのアップデートが有ったので試してみた。
サポートページを見ていみると3/12のアップデートで何か不具合が有ったようで、公開を停止していたようだ。
結果としては、前回見られたような『お部屋ジャンプリンク』再生中のBluetooth音声出力で再生が停止するようなことはなくなり、安定して視聴できるようになった。
不具合を出さないことがベストだが、迅速な対応には好感が持てる。今回の不具合の原因がどこにあったか知らないが、『DIGA』と『UT-PB1』は直接接続されるのではなく、間に様々なメーカーの無線LANルーター等が挟まるわけで、技術者も大変だなぁと思う。
『UT-PB1』が『お部屋ジャンプリンク』に対応してから、『DIGA』に溜まっていた録画番組を「寝る前に1本」という感じでだいぶ消化することが出来た。便利になった一方で、寝る前の読書や睡眠時間が奪われていくわけで痛し痒しな感じだ。今回は見送ったが、もし防水対応のビエラ・ワンセグ『SV-ME970』とか買っていたらお風呂のくつろぎの時間も奪われていたかもしれない...。
2012年03月28日
2012年03月22日
『UT-PB1』レビュー(8)DNLA(「お部屋ジャンプリンク」)対応
先日のファームウェアアップデートで『UT-PB1』がDLNA(Digital Living Network Alliance)に対応した。DNLA対応とは、簡単に言うと家庭内AVネットワーク対応である。
DLNA対応と問題点
DLNA対応になると、全てのDLNA機器とコンテンツを共有できるようになるかというとそう簡単な話ではない。コンテンツ共有を阻害する主要な要因として以下の2つがある。
1.サポートフォーマット
DLNAでは、サポートするファイルフォーマットについて規定はあるが、必須のものは最低限というか無いに等しい。映像ではMPEG2、画像はJPEG、音声はLPCMだけとなっている。必須サポートのフォーマットが少ないのは、「技術進化が速く規定が追いつかないのが目に見えているから」だそうだ。結果的に、それ以外の多くのフォーマットの対応はオプションになっており、対応機器を供給するベンダーの判断で種類を決めることになる。DLNA機器はコンテンツを供給する機器(サーバー)と供給されるコンテンツを再生する機器(クライアント)に分かれるが、この両者が同じフォーマットをサポートしていないと、再生できないことになる。ファイルフォーマットは無数にあり、実質的に全てをサポートすることは難しい。結果、同じメーカーや同じ時期にリリースされたもの同士でしかコンテンツを共有できないことが多い。
2.著作権保護(DTCP-IP)
DLNAで共有するコンテンツはもちろんデジタルコンテンツになる。デジタルコンテンツとなると付いて回るのは著作権保護の問題である。DLNAで共有されるコンテンツの中には、地上波デジタル放送の録画番組など、著作権保護が必須のものがある。DLNAでは著作権保護が必須の条件に入っていないため、DLNA対応機器でも著作権保護技術が実装されていないものがあり、そのような機器では著作権保護が必須のコンテンツは共有できない。この著作権保護技術というのは、実質的にはコンテンツの暗号化と復号化であり、それなりの演算能力のある機器でしか対応できないという問題がある。少し前のスマートフォンなどはDLNA対応でも著作権保護技術が実装されていなかったのはこのあたりの問題が原因といわれている。ただ、最近発売されたスマートフォンやタブレット端末は、デュアルやクワッドコアのCPUを搭載しており、演算能力が高くなったため著作権保護技術を含んだDLNA対応が出来るようになってきている。
で、今回の『UT-PB1』のDLNA対応であるが、「お部屋ジャンプリンク」対応ということで、1に関しては、対応機器として明記されているPanasonic製機器には対応するが、それ以外に関しては不明である。2に関しては、『DIGA』の録画コンテンツに対応するので著作権保護技術に対応していると言えよう。
アップデート後、「お部屋ジャンプリンク」機能はどこから使えるようになったのか探してみるが、そのような表記は、各画面上にもメニューなどにもない。よくよく見てみるとアプリ一覧画面の中に「DLNA」というアプリが追加されている。兄弟機ともいえるPanasonicのもう一つのAndroidタブレット『ビエラ・ワンセグ SV-ME970』は、同機能を「DIGA」「ネットワークメディアプレーヤー」と表現していただけに、もう少しわかりやすい名前にしても良かったのではないかと思う。
ただ、サポートページを見てみると確かに、
・DLNAアプリを追加(お部屋ジャンプリンク機能に対応)
と書かれている。あくまでも「DLNA」機能の追加でその中で「お部屋ジャンプリンク機能」にも対応したというスタンスのようだ。技術的観点からすれば正しいが、商品戦略としてはもう少し「お部屋ジャンプリンク」という名称を前面に出すようにした方が良いのではと思った。
「DLNA」アプリを起動すると「DLNA」に対応したネットワーク内の機器一覧(『DIGA』や「PC名」など)が表示され、機器を選択するとフォルダ状の絵で、写真や動画、音楽などを選択するという一般的な「DLNA」クライアントアプリと同じインタフェースとなっている。ここから『DIGA』を選ぶと「ビデオ」「音楽」「チューナー」などのフォルダの絵が並ぶ。「チューナー」を選択すると『DIGA』で受信できるテレビチャンネルの一覧が表示され、更にチャンネルを選択し暫く待つと現在放送中のテレビ番組の映像が表示された。また、「ビデオ」フォルダを選択すると『DIGA』に録画されているテレビ番組の一覧が表示され、録画番組を選択すると映像が『UT-PB1』上で再生された。画面の構成は、『UT-PB1』搭載のAndroidアプリのレビューで書いた「DIGAリモコン」のものとは異なり、AndroidのDLNAアプリとして有名な「Twonky mobile」の画面のイメージに近い。「DIGAリモコン」の画面の質素さを考えると今回のDLNAアプリは「Twonky mobile」のOEMでPanasonic独自のカスタマイズを加えたものかもしれない。
音声に関して
『UT-PB1』には、ステレオスピーカーが内蔵されているが、場合によっては外付けのスピーカーを使いたい時もあるだろう。ヘッドフォン端子もあるのでそこにケーブルを繋ぐのもよいが、『UT-PB1』には、Bluetooth機能があるのでどうせならBluetooth対応スピーカーにワイヤレスで繋ぐ方がスタイリッシュだ。そこでふと思ったのだが、『DIGA』からWi-Fiで転送されたコンテンツの音声は、『UT-PB1』からBluetoothで出力できるのだろうかということだ。携帯電話などに搭載されているワンセグの音声をBluetoothで出力する場合、ヘッドフォンやスピーカーが著作権保護技術「SCMS-T」に対応している必要があった。Bluetooth対応の機器に「ワンセグ対応」などと書かれているあれである。『DIGA』からのコンテンツはいわゆる「地デジ(フルセグ)」であるが、Bluetooth機器で「地デジ(フルセグ)対応」というのは見たことがない。手元のワンセグ対応のBluetoothスピーカーに出力してみたところ、音声はちゃんと出力された。ただ、音声をBluetooth出力すると、『DIGA』と『UT-PB1』との接続が不安定になりエラーメッセージが出て再生が停止されることがあった。これは私の利用環境によるものかもしれないが、他のBluetooth機器なども試してみて再現性が高いようならPanasonicに問い合わせてみようと思う。専門家では無いので確かなことはわからないが、Wi-FiとBluetoothが同じ2.4GHz帯を使っているので干渉しているような気がする。
映像
映像のクォリティについては、「『UT-PB1』レビュー(3)Android標準アプリ」で、ブラウザで『Youtube』を見た時に書いたとおり、暗いシーンは擬似色が激しく美しくないが、そこそこ明るさのあるシーンの再現性は良い。また、フルHD液晶ではないが、文字などが潰れて読めないということもなく、7インチというサイズに対して十分な画素数と思われる。
真剣に見る時は、もっと大きなスクリーンで見ると思うので、『UT-PB1』で見る用途には、必要にして十分といえる。
ちょっと気になるところもあるが、取り敢えず「お部屋ジャンプリンク」に対応したことにより、ごろ寝で電子書籍もテレビも録画番組も見ることが出来て、更にネットもできるというタブレットになった。本気でAndroidを使いたい人には向かないけれども、ライトユーザーや他にも本格的な機器を持っている人にはお手軽なタブレット端末としてお薦めの一台になった。
DLNA対応と問題点
DLNA対応になると、全てのDLNA機器とコンテンツを共有できるようになるかというとそう簡単な話ではない。コンテンツ共有を阻害する主要な要因として以下の2つがある。
1.サポートフォーマット
DLNAでは、サポートするファイルフォーマットについて規定はあるが、必須のものは最低限というか無いに等しい。映像ではMPEG2、画像はJPEG、音声はLPCMだけとなっている。必須サポートのフォーマットが少ないのは、「技術進化が速く規定が追いつかないのが目に見えているから」だそうだ。結果的に、それ以外の多くのフォーマットの対応はオプションになっており、対応機器を供給するベンダーの判断で種類を決めることになる。DLNA機器はコンテンツを供給する機器(サーバー)と供給されるコンテンツを再生する機器(クライアント)に分かれるが、この両者が同じフォーマットをサポートしていないと、再生できないことになる。ファイルフォーマットは無数にあり、実質的に全てをサポートすることは難しい。結果、同じメーカーや同じ時期にリリースされたもの同士でしかコンテンツを共有できないことが多い。
2.著作権保護(DTCP-IP)
DLNAで共有するコンテンツはもちろんデジタルコンテンツになる。デジタルコンテンツとなると付いて回るのは著作権保護の問題である。DLNAで共有されるコンテンツの中には、地上波デジタル放送の録画番組など、著作権保護が必須のものがある。DLNAでは著作権保護が必須の条件に入っていないため、DLNA対応機器でも著作権保護技術が実装されていないものがあり、そのような機器では著作権保護が必須のコンテンツは共有できない。この著作権保護技術というのは、実質的にはコンテンツの暗号化と復号化であり、それなりの演算能力のある機器でしか対応できないという問題がある。少し前のスマートフォンなどはDLNA対応でも著作権保護技術が実装されていなかったのはこのあたりの問題が原因といわれている。ただ、最近発売されたスマートフォンやタブレット端末は、デュアルやクワッドコアのCPUを搭載しており、演算能力が高くなったため著作権保護技術を含んだDLNA対応が出来るようになってきている。
で、今回の『UT-PB1』のDLNA対応であるが、「お部屋ジャンプリンク」対応ということで、1に関しては、対応機器として明記されているPanasonic製機器には対応するが、それ以外に関しては不明である。2に関しては、『DIGA』の録画コンテンツに対応するので著作権保護技術に対応していると言えよう。
アップデート後、「お部屋ジャンプリンク」機能はどこから使えるようになったのか探してみるが、そのような表記は、各画面上にもメニューなどにもない。よくよく見てみるとアプリ一覧画面の中に「DLNA」というアプリが追加されている。兄弟機ともいえるPanasonicのもう一つのAndroidタブレット『ビエラ・ワンセグ SV-ME970』は、同機能を「DIGA」「ネットワークメディアプレーヤー」と表現していただけに、もう少しわかりやすい名前にしても良かったのではないかと思う。
ただ、サポートページを見てみると確かに、
・DLNAアプリを追加(お部屋ジャンプリンク機能に対応)
と書かれている。あくまでも「DLNA」機能の追加でその中で「お部屋ジャンプリンク機能」にも対応したというスタンスのようだ。技術的観点からすれば正しいが、商品戦略としてはもう少し「お部屋ジャンプリンク」という名称を前面に出すようにした方が良いのではと思った。
「DLNA」アプリを起動すると「DLNA」に対応したネットワーク内の機器一覧(『DIGA』や「PC名」など)が表示され、機器を選択するとフォルダ状の絵で、写真や動画、音楽などを選択するという一般的な「DLNA」クライアントアプリと同じインタフェースとなっている。ここから『DIGA』を選ぶと「ビデオ」「音楽」「チューナー」などのフォルダの絵が並ぶ。「チューナー」を選択すると『DIGA』で受信できるテレビチャンネルの一覧が表示され、更にチャンネルを選択し暫く待つと現在放送中のテレビ番組の映像が表示された。また、「ビデオ」フォルダを選択すると『DIGA』に録画されているテレビ番組の一覧が表示され、録画番組を選択すると映像が『UT-PB1』上で再生された。画面の構成は、『UT-PB1』搭載のAndroidアプリのレビューで書いた「DIGAリモコン」のものとは異なり、AndroidのDLNAアプリとして有名な「Twonky mobile」の画面のイメージに近い。「DIGAリモコン」の画面の質素さを考えると今回のDLNAアプリは「Twonky mobile」のOEMでPanasonic独自のカスタマイズを加えたものかもしれない。
音声に関して
『UT-PB1』には、ステレオスピーカーが内蔵されているが、場合によっては外付けのスピーカーを使いたい時もあるだろう。ヘッドフォン端子もあるのでそこにケーブルを繋ぐのもよいが、『UT-PB1』には、Bluetooth機能があるのでどうせならBluetooth対応スピーカーにワイヤレスで繋ぐ方がスタイリッシュだ。そこでふと思ったのだが、『DIGA』からWi-Fiで転送されたコンテンツの音声は、『UT-PB1』からBluetoothで出力できるのだろうかということだ。携帯電話などに搭載されているワンセグの音声をBluetoothで出力する場合、ヘッドフォンやスピーカーが著作権保護技術「SCMS-T」に対応している必要があった。Bluetooth対応の機器に「ワンセグ対応」などと書かれているあれである。『DIGA』からのコンテンツはいわゆる「地デジ(フルセグ)」であるが、Bluetooth機器で「地デジ(フルセグ)対応」というのは見たことがない。手元のワンセグ対応のBluetoothスピーカーに出力してみたところ、音声はちゃんと出力された。ただ、音声をBluetooth出力すると、『DIGA』と『UT-PB1』との接続が不安定になりエラーメッセージが出て再生が停止されることがあった。これは私の利用環境によるものかもしれないが、他のBluetooth機器なども試してみて再現性が高いようならPanasonicに問い合わせてみようと思う。専門家では無いので確かなことはわからないが、Wi-FiとBluetoothが同じ2.4GHz帯を使っているので干渉しているような気がする。
映像
映像のクォリティについては、「『UT-PB1』レビュー(3)Android標準アプリ」で、ブラウザで『Youtube』を見た時に書いたとおり、暗いシーンは擬似色が激しく美しくないが、そこそこ明るさのあるシーンの再現性は良い。また、フルHD液晶ではないが、文字などが潰れて読めないということもなく、7インチというサイズに対して十分な画素数と思われる。
真剣に見る時は、もっと大きなスクリーンで見ると思うので、『UT-PB1』で見る用途には、必要にして十分といえる。
ちょっと気になるところもあるが、取り敢えず「お部屋ジャンプリンク」に対応したことにより、ごろ寝で電子書籍もテレビも録画番組も見ることが出来て、更にネットもできるというタブレットになった。本気でAndroidを使いたい人には向かないけれども、ライトユーザーや他にも本格的な機器を持っている人にはお手軽なタブレット端末としてお薦めの一台になった。
2012年03月14日
『UT-PB1』レビュー(7)「お部屋ジャンプリンク」対応ほか
2012年3月14日、2月下旬にアナウンスのあった「お部屋ジャンプリンク」対応ファームウェアアップデートが『UT-PB1』に来た。
「お部屋ジャンプリンク」とは
いわゆるPanasonic製品間でDIGAなどに保存されているコンテンツを共有する仕組みである。ただ、この「お部屋ジャンプリンク」、製品によってDIGAに保存されている録画コンテンツも無圧縮(DRモード)のもののみ対応できるものから、長時間録画などの圧縮のかかったコンテンツまで対応できるもの、またDIGAの追っかけ再生を利用した現在放送中の番組の転送機能が出来るものなど対応具合には差がある。今回のメールや『UT-PB1』のサポートページには具体的な記述が無いのでどこまで対応しているかは不明である。次回以降、いろいろ試して検証してみたい。
その他のアップデート
「お部屋ジャンプリンク」以外に以下のアップデートがあった。
1.Adobe Reader、Flash Player を更新
2.楽天Raboo以外の書店アプリ更新
3.書店アプリの更新に対応するため設定を変更
1に関しては、レビュー(4)で懸念事項として書いていたセキュリティに関する対応で、素直にアップデートを歓迎したい。この製品、いつまでサポートされるか明示されていないが、出来る限りセキュリティに関するアップデートはお願いしたい。ただ、Android OSのバージョンは2.2のままなのでAndroid OS2.2自体が持っているセキュリティ問題が解決されているのかちょっと気になる。ただ、Android OS2.3は、Androidの元になっているLinuxカーネルに時計がずれるバグがあるので、Android OSを安易に2.3とかには上げてほしくない。因みに、Android OS2.3を採用しているスマートフォンは、3G回線の電波に時間情報が載せられており、その情報に基づいて時間が修正されるので、時間がずれるバグは表面化しないようになっている(Wi-Fiのみの運用をしている端末は時間がずれる)。
2に関しても、前回のレビュー(6)で書いたとおり、「Google Play」に公開されているものより古くなっていたものが更新された。3に関しては、「Google Play(旧Android Market)」を搭載していない端末にアプリをインストールする上では妥当な設定(Androidマーケット以外で購入したアプリケーションのインストールを許可する)であるが、以前のファームウェアアップデートでストアアプリ導入した時や、ストアアプリのアップデート時には要らなかった設定なので、今回なぜ必要になったかちょっと不思議におもったが、リリース文を読んでみると、ストアアプリのアップデートはファームウェアのアップデート時にアップデート(インストール)されるのではなく、次回ストアアプリを起動した時にアップデートする仕組みになっているそうである。そこで、今回の設定が必要ということのようだ。
『UT-PB1』にとっては、対応ブックストアが拡大した昨年11月のアップデートに続く2回目の大きなアップデートとなった。某電子書籍端末は「進化する...」をうりに販売していたが、正に今回の『UT-PB1』の「お部屋ジャンプリンク」対応は、進化といえるのではないだろうか。
だだ、いまPanasonicが進めているスマート戦略による「お部屋ジャンプリンク」対応機器の拡大が、果たしてPanasonicの利益に繋がっていくのかはちょっと微妙な気がする。
次回は、今回のアップデート結果を実機で検証してみたい。
「お部屋ジャンプリンク」とは
いわゆるPanasonic製品間でDIGAなどに保存されているコンテンツを共有する仕組みである。ただ、この「お部屋ジャンプリンク」、製品によってDIGAに保存されている録画コンテンツも無圧縮(DRモード)のもののみ対応できるものから、長時間録画などの圧縮のかかったコンテンツまで対応できるもの、またDIGAの追っかけ再生を利用した現在放送中の番組の転送機能が出来るものなど対応具合には差がある。今回のメールや『UT-PB1』のサポートページには具体的な記述が無いのでどこまで対応しているかは不明である。次回以降、いろいろ試して検証してみたい。
その他のアップデート
「お部屋ジャンプリンク」以外に以下のアップデートがあった。
1.Adobe Reader、Flash Player を更新
2.楽天Raboo以外の書店アプリ更新
3.書店アプリの更新に対応するため設定を変更
1に関しては、レビュー(4)で懸念事項として書いていたセキュリティに関する対応で、素直にアップデートを歓迎したい。この製品、いつまでサポートされるか明示されていないが、出来る限りセキュリティに関するアップデートはお願いしたい。ただ、Android OSのバージョンは2.2のままなのでAndroid OS2.2自体が持っているセキュリティ問題が解決されているのかちょっと気になる。ただ、Android OS2.3は、Androidの元になっているLinuxカーネルに時計がずれるバグがあるので、Android OSを安易に2.3とかには上げてほしくない。因みに、Android OS2.3を採用しているスマートフォンは、3G回線の電波に時間情報が載せられており、その情報に基づいて時間が修正されるので、時間がずれるバグは表面化しないようになっている(Wi-Fiのみの運用をしている端末は時間がずれる)。
2に関しても、前回のレビュー(6)で書いたとおり、「Google Play」に公開されているものより古くなっていたものが更新された。3に関しては、「Google Play(旧Android Market)」を搭載していない端末にアプリをインストールする上では妥当な設定(Androidマーケット以外で購入したアプリケーションのインストールを許可する)であるが、以前のファームウェアアップデートでストアアプリ導入した時や、ストアアプリのアップデート時には要らなかった設定なので、今回なぜ必要になったかちょっと不思議におもったが、リリース文を読んでみると、ストアアプリのアップデートはファームウェアのアップデート時にアップデート(インストール)されるのではなく、次回ストアアプリを起動した時にアップデートする仕組みになっているそうである。そこで、今回の設定が必要ということのようだ。
『UT-PB1』にとっては、対応ブックストアが拡大した昨年11月のアップデートに続く2回目の大きなアップデートとなった。某電子書籍端末は「進化する...」をうりに販売していたが、正に今回の『UT-PB1』の「お部屋ジャンプリンク」対応は、進化といえるのではないだろうか。
だだ、いまPanasonicが進めているスマート戦略による「お部屋ジャンプリンク」対応機器の拡大が、果たしてPanasonicの利益に繋がっていくのかはちょっと微妙な気がする。
次回は、今回のアップデート結果を実機で検証してみたい。
タグ:UT-PB1 お部屋ジャンプリンク

